2025.12.16

その他 担当:富成

新聞から広がる学び ― 本日、表彰式を行いました

本日、本校にて表彰式が行われました。
第25回「中国新聞みんなの新聞コンクール(中国新聞社・広島国際文化財団共催)」において
本校から中学・高校あわせて16名の生徒が入賞・表彰されました。この取り組みは、本校が指定を受けているNIE実践指定校としての活動の一環です。
授業内(中学1年生:技術/高校1・2年生:情報)で、夏休みの課題として「新聞感想文」に挑戦しました。
応募総数は、中学生が1,107点、高校生が2,251点。その中から選ばれた今回の受賞は、生徒たちが真剣に課題と向き合った成果といえます。
受賞結果は、11月17日(月)の新聞紙面にも掲載されました。

NIE(Newspaper in Education)は、学校などで新聞を教材として活用する活動です。
1930年代にアメリカで始まり、日本では85年、静岡で開かれた新聞大会で提唱されました。その後、教育界と新聞界が協力し、社会性豊かな青少年の育成や活字文化と民主主義社会の発展などを目的に掲げて、全国で展開しています。

現代では、インターネットを使って簡単に情報を得ることができますが、新聞記事を読み取り、自分の考えをまとめることに、はじめは苦戦する生徒も少なくありませんでした。
受賞した生徒からは、
「新聞を読むこと自体が新鮮で難しかったですが、その分、自分の考えを深めることができました」という声も聞かれました。
今回は中学生2名も表彰を受けています。
普段あまり使うことのない新聞という媒体に触れ、情報を多角的に捉え、自分の言葉で表現する経験は、生徒にとって大変有意義な学びとなったのではないでしょうか。

今後もこうした取り組みを通して、生徒一人ひとりが考える力・伝える力を高め、学びの視野を広げていくことを期待しています。