2024.09.28

学修 担当:福原 沙也香

伝える力を

中学3年生の保健の授業では、【保健機関とその利用】を学んでいます。
生徒は4時間をかけて、各班2テーマずつを選択し、それらがどのような保健機関がどんな保健活動をしているか、またそれらを自分たちの生活のどのように利用できるかを調べ、考えました。
テーマは災害発生時の人々の健康・生活環境の整備/乳幼児の死亡率の増加/食品の安全性/コロナウイルス対策などの12個のテーマを選択します。

本時の授業では最終発表を行いました。
発表者は1人2分以内で実施。終わり次第次の発表者が質問や感想を伝えるという条件で行いました。
感想では、①必ず自分の意見や考えを交えながら伝えること②良かった点や改善点も伝える
とし、一生懸命作成したスライドに対してきちんとフィードバックをしてあげようというところからスタートです。

発表者は緊張しながらも声の大きさや目線、スライドの見せ方を工夫しています。
それに対して、恥ずかしい様子を見せながらも自分の意見を織り交ぜて感想を伝えたり、核心をついた質問をしている様子がありました。
印象的だったのは、良かった点を聞いて発表者が「そこ工夫したからうれしい!」や質問をされ、「もっと調べておけば・・・」と反省する一面も。

調べ方やまとめ方、それを言語化し伝えることの難しさ。
また、自分の意見や考えを織り交ぜての感想は少しハードルが高かったようですが、きちんと考えながら発表を聞き自分の言葉で伝えるという練習にはなったのではないでしょうか。

様々な授業で必要な力を身に着けていけるように教科ごとでも多様な取り組みをしていきたいと思います。